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【再掲】 ドキュメンタリー映画 「ユーパロのミチ」(伊藤詩織監督) [その他記事]

再び予告動画が更新されておりましたので、記事を再掲します。

作品DVDの配布も間もなくとなり、この予告動画からもテーマの輪郭を感じ取ることができます。
伊藤監督のカメラは地元の方々の領域の奥へ奥へと進んでいるようです。でも、地元の方にとっては、「よそ」から来た人にはあまり見て欲しくない過去や今も、きっとある筈です。「よそ」から来たジャーナリストにカメラを向けられたなら、普通なら身構えてしまうかも知れません。
しかし、伊藤監督のカメラからは、そのようなものを一切感じない。
それはある種凄い事だと思います。

 ***

今までの日本の根本システムであったであろう効率重視、競争原理による「拡大再生産」型社会。
その社会システムから取り残された筈の夕張は、そのシステムを続ける限り手に入りにくいであろう「何か」を形にしはじめている・・・。
この予告動画を観ると、そんなことを感じます。

フォトジャーナリストの伊藤詩織氏と言えば、海外で仕事をしている人というイメージですが。



伊藤氏のWEBページには、こう書かれてました。
「夕張と聞いて何を思い浮かべますか? メロン? 炭鉱? 財政破綻した街? 高齢化?
私自身はこんな言葉達でしか夕張を知りませんでした。​」


そんな伊藤氏が、なんでまた夕張で映画製作???
と思いましたが、
きっと言葉では表せない何かで繋がった瞬間があったのでしょう。
予告動画も短い時間ですが、しっかりとメッセージが詰まっていたと思います。

L1010939%20(1).jpg
この写真は、そのページあったものの一枚です。
夕張市南部青葉町、ここの一角には倒壊しかかった建物なども残っています。
監督本人が撮影したのかどうかはわかりませんが、こういう写真は地元のカメラマンでもなかなか撮れないと思います。
絶妙な温度感・・・確かに寒い(撮影時、恐らく-10度は下回っていたと思う)のだけど、しっかり着込めばそれなりに暖かい、といった感じ・・・が伝わってきます。

 *追記*

昨日(12月18日)、伊藤さんの裁判結果の報道がありましたが、
世の中の殆んどの仕組みが、男性並みのリベンジ力を踏まえた設計になってしまっているのであれば、やはりそれは(時として今の仕組みを壊してでも)見直していく必要があると思います。

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