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【再掲】 JR北海道死ね、と言う前に。 [バス・鉄道]

あと1か月余りで石勝線 夕張支線が廃止となります。また、次年度には札沼線(学園都市線)の北海道医療大学駅以北が廃止される模様です。
これらはあたかも鉄道が地元を切捨てしているようにも映ります。
しかし脆弱な軌道を、数名の乗客を乗せた重量のある大型の気動車が走る・・・この姿は、はたして鉄道としてどうなんだろう。

以下は今から3年前の2016年3月25日に掲載した記事です。

 ***

下の2つの写真は、本日(3月25日)で営業をとりやめる旧白滝駅(JR北海道、石北本線)の駅舎内で撮影したもの。地元の方が来訪者に書き込んでいただけるように、壁に大きな用紙を貼り付けしておりました。

(2016年3月20日撮影)
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JR北海道死ね・・・、

廃駅も普通列車の減便も、路線廃止の動きも、地方切り捨てである事には違いないわけで、来訪者の中にはこのように言う人がいるというのも、解らないでもありません。

でもその前に。
以下の写真は、ほんの一例に過ぎないのですが。


P1022312.JPG
JR北海道の普通列車に乗ったら、場所と時間帯によってはこのような状況の事もあるはず。
要するに、自分以外にお客がいない。

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線路の向こう側には高規格道路が並走している。雪害が発生したときなども、道路のほうが格段に復旧が早い(深川留萌自動車道、留萌大和田IC付近にて撮影)。

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留萌本線信砂駅。1人の降車客があった。

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留萌本線阿分駅付近にて。

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札沼線豊ヶ岡駅。ホームは傾き、枕木は土の中に埋もれている。

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専用線(引込線)ではなく、営業路線の写真。札沼線新十津川駅のホームより札幌側を撮影。

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冬に同じ場所を撮影。いかに輸送量が少なくても、幹線並みに除雪する必要がある。

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新十津川町は実質、近隣の滝川市の交通圏内にあり、バス路線も細かに設定されている。

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札沼線月形駅構内。本線であっても留置線並みに見える線路。過去は荷役に使われていたであろう側線も残されている。

P1020980.JPG
その側線は、冬には除雪機械車両の留置線になっていた。

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駅のすぐ近くには倉庫。鉄道が貨物輸送を担っていた頃の名残。


実際に利用されている方や駅舎などを手入れされている地元の方、運行を担っているJRの方には大変申し訳ないのですが、乗降客のいない駅、需要が殆どない線区などは、すでに「死に体」と言わざるを得ません。
例えば、列車が運休したときの代行手段が「タクシー」などという事態は、はたして鉄道としてどうなんだろうか。

個人的には廃駅、廃線を含めた見直しは、今後も必要なのではないかと思っています。


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