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12月1日、道の駅夕張メロードの1枚の写真 [道央]

(2019年12月1日撮影)
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道の駅「夕張メロード」(夕張市紅葉山)。

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明るいキャラクターに迎えられますが、
ここには地元の重い歴史を語る小さなスペースがあります。
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実際に使われていたヘルメットやバッテリーの奥に置かれている1枚の写真。
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黙々と遺体を運び出す炭鉱夫たち。いつの事故の時の写真なのかは分かりません。
恐らくその遺体は、「ご親族の方は見ない方がいい」という状態だったと思われます。

事故の事を思い出したくない、もう触れたくない、と思っていらっしゃる地元の方も少なくないと思います。この写真を展示することについても、重い判断があった筈です。

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奥の写真。一人の女性が泣いている。

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ただ、日々の暮らしが重く沈痛なだけのものだったかというと、決してそうではありません。
なお、この写真はホテルマウントレースイに展示してあるものです。

またここには、炭鉱の労働災害に関しての表があります。
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直近の大規模事故は1985年に発生しています。
今から約35年前。決して過去の事とは言えないと思います。

それともう一点。

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炭鉱労働者数の表がありました。
労働者数は「一般・短期・朝鮮人・捕虜・中国人」に区分されています。

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推移を見ると「朝鮮人」(上から3段目)の労働者数が急増していたと言わざるを得ない状況と言えます。

「朝鮮人ら」を暴力で脅し、文字通り強制的に入国させ労働させた・・・という事は考えにくいかも知れません。
が、当時は軍事力や経済力の圧倒的な格差を背景として、極めて過酷な状況下でこのような人達を使役していた、という事は覆せない事実だと思います。

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